【米国も動向注視】運河沿いの土地獲得狙う中国、パナマと国交樹立のウラ 米国は中南米での影響力拡大警戒
中国がパナマとの国交を樹立した背景には、台湾の蔡英文政権への圧力に加えて、世界的な物流拠点への投資を通じて自国の権益拡大を図る狙いもある。中国の国有企業はパナマ運河沿いの広大な土地の使用権獲得を狙っているとされ、米国などは中南米での中国の影響力拡大を警戒している。【北京=西見由章、台北=田中靖人】中国の王毅外相と中米パナマのサインマロ副大統領兼外相は13日、北京で会談し、両国が同日国交を樹立するとの共同声明に署名した。