【AIIB】慎重姿勢を崩さぬ日本政府 気がかりはトランプ米政権による「はしご外し」
日本政府は16日から年次総会が始まったAIIBに対し、政府代表を派遣しなかった。中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際協力サミットフォーラムに松村祥史経済産業副大臣を派遣したり、自民党の二階俊博幹事長が出席したのとは対照的だ。AIIBが透明性を確保できておらず、「日本が得をする案件に限って、日本主導のADB(アジア開発銀行)を絡めて参加すればいい」(外務省幹部)などと冷ややかな見方が根強い。