【米国】北朝鮮労働者の受け入れで中国とロシアを名指しで批判 「20時間以上の強制労働」 ティラーソン米国務長官
ティラーソン米国務長官は27日、2017年の「人身売買報告書」の発表にあわせて国務省で開いた式典で、北朝鮮が海外に送っている北朝鮮労働者を「強制労働」と位置付け、受け入れ国の中国とロシアを名指しで批判した。核・ミサイル開発を進める北朝鮮は外貨獲得のため労働者を中露を中心とする海外で働かせている。ティラーソン氏は総数が約5万~8万人に上り、北朝鮮はそこから年間数億ドル(数百億円)の収入を得ているとの推計を示し、「多くは1日20時間も働かされている」と指摘した。