【北ミサイル】抜け穴だらけの対北制裁 160カ国と国交、断てぬ資金流入「北朝鮮は孤立していない」 国連安保理、緊急会合
北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表したことを受け、国連安全保障理事会は5日(日本時間6日)、緊急会合を開き、北朝鮮への対応策を協議する。安保理はこれまでも制裁決議を積み重ねてきたが、北朝鮮の暴走は止めることができなかった。膨大な商取引を続ける中国や定期便の開通などを通じて影響力拡大を狙うロシアなどが北朝鮮の経済を支えているほか、北朝鮮が国交を結ぶ約160カ国のうち、さまざまな形で北朝鮮に資金を流入させている国が多く、制裁を骨抜きにしている実態がある。