【中印国境対峙40日】モディ印政権、対中外交で最大の試練 強硬姿勢崩さぬ中国は係争地で道路建設 インフラで領有の既成事実化図る
中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」をめぐり、インドと中国の関係が悪化している。インド周辺国で、中国が道路や港湾の整備を支援し、影響力を強めているからだ。インド、中国、ブータン3カ国の国境付近での中印両国軍のにらみ合いは、26日で40日間になった。従来、インドの勢力圏とみられてきたブータンへの中国の接近に、インドは抵抗しているが、事態解決の糸口は見えず、モディ印政権は対中外交で最大の試練を迎えている。