【訃報】樺太残留邦人の帰国支援 小川氏が死去
戦前、日本が統治していた樺太、今のロシアのサハリンなどから帰国する人たちを支援する活動を続けてきた小川※ヨウ一さんが31日に亡くなりました。85歳でした。小川さんは1931年当時日本領だった樺太、現在のロシア・サハリン州で生まれ、終戦の6年前、北海道小樽市に移り住み、戦後は新聞社などで働きました。1980年代、日本人がサハリンを訪問できるようになると、現地で多くの残留邦人と会って帰国の強い希望を聞き、1989年、残留邦人の帰国を支援する「日本サハリン同胞交流協会」の前身となる団体を創設しました。