【軍事】対北抑止を揺るがす韓国の統制権返還問題 米軍の「扇の要」が失われる 韓国の民族主義が対北抑止を犠牲に
7月28日、北朝鮮が発射した「火星14」で、愈々(いよいよ)米国本土は脅かされつつある。それは北朝鮮の武力行使にソウルと東京が晒(さら)されたとき、同盟国の防衛のために米国が北朝鮮からの大陸間弾道ミサイル(ICBM)による攻撃を覚悟しなければならないことを意味する。そうであるからこそ、韓国の文在寅政権は、北朝鮮が対南武力行使の誘惑に駆られぬよう、在韓米軍の駐留をより確実にしなければならないはずだ。