【北朝鮮】「喜び組」部門の人材しか信じられなくなった金正恩
北朝鮮の進路や、金正恩体制の未来を占う上で、最も重要な要素と言えるのが人事情報である。象徴的な例が、金正恩党委員長の叔父・張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長が2013年12月に処刑された事件だ。トイレの世話も
張氏はそれまで、正恩氏の後見人であると見られていた。中国など海外にも人脈を張り巡らし、国内行政や外貨稼ぎにおいても主導的なポジションにあった張氏のサポートなくして、若年の正恩氏が国家運営を担うことは難しいと考えられていたのだ。