【群馬】73回目の夏に語る「満州引き揚げ」 朝鮮人や中国人による略奪、中国共産党による虐殺…いまだ止まらぬ涙
□4歳の妹が途上で病死 下仁田の佐藤和江さん(81)
15日、日本は終戦から72年を迎える。長い戦いの終幕は苦しい新生活の始まりで当時、満州国(現・中国東北部)にいた推定155万人の民間邦人は生活が一変、全財産をなくし、追われるように日本を目指した。満州の首都・新京(現・長春市)で生まれ昭和21年秋、家族と引き揚げてきた下仁田町の佐藤和江さん(81)が73回目の夏を前に、あまり公にしてこなかった体験を語った。