【台湾】呉敦義・国民党新主席、対中政策を中道寄りに修正 中国共産党とは一定の距離も 産経単独インタビュー
台湾の野党、中国国民党の呉敦義新主席(69)は20日の党大会での就任を前に産経新聞の取材に応じ、対中傾斜を強めた前主席の方針を中道路線に戻す意向を示した。呉氏は蔡英文政権の対中政策を批判する一方、中国共産党とは一定の距離を取る姿勢も示した。(台北 田中靖人)呉氏は、国民党が昨年1月の総統選と立法委員(国会議員に相当)選で大敗して野党に転落した後、中国との統一色が強い洪秀柱氏が主席を務めたことは「党にとって何も良いことがなかった」と断じた。