【朝鮮日報】韓国の元外交官が語る「学校では教えてくれない日本史」
現在の東京に当たる江戸は、18世紀中盤の時点で人口が100万人に達していた。当時の朝鮮王朝の首都・漢陽の人口は20万人程度で、パリは50万人だった。上水道の開通や治水事業、宅地整備のための埋め立て工事が行われ、工芸、運輸、外食、衣装業や興行業に至るまで多彩な商業活動が展開した。駐日韓国大使館の外交官を務めた経験のある著者は、17世紀初めから19世紀半ばの明治維新直前までにかけての江戸時代に関する韓国人の知識は「真空」に近いと指摘する。