【台湾】馬前総統に無罪判決=捜査情報漏えいで
台湾の馬英九前総統が在任中に検察トップから得た政敵に関する捜査情報を漏らしたとして、機密漏えい罪などで起訴された事件で、台北地裁は25日、「馬氏が機密を漏えいしたり、(検察トップに)漏えいを教唆したりしたことを証明できない」として、無罪判決を言い渡した。検察側は控訴する見通し。起訴状によると、馬氏は2013年、政敵だった王金平立法院長(国会議長、当時)に関する最高検の調査結果を黄世銘検察総長(検事総長、当時)から公表前に聞き、当時の行政院長(首相)らにも報告するよう指示。