【書評】ジャーナリスト・櫻井よしこが読む 『偏向の沖縄で「第三の新聞」を発行する』仲新城誠著 反日勢力に挑む八重山日報の奮闘
石垣島を本拠地とする部数約6千の新聞「八重山日報」が沖縄本島に進出した。本島では「琉球新報」と「沖縄タイムス」があらん限りの偏向報道に明け暮れる。部数約30万を誇る2大紙の牙城に斬り込んだ八重山日報を歓迎したのが本島の人たちだ。配達員をねぎらい菓子や果物を手渡す。新聞離れ、文字離れのすすむ今日、1部の拡張でさえ大変なことだが、八重山日報は本島進出から2カ月足らずで購読数2千部に達した。