【東京新聞】日本の保守派は慰安婦は奴隷ではなかったと反論するが、日本軍人の性の相手をさせられたという事実から目をそらすな
韓国でこの夏、「軍艦島」という映画が上映された。戦時中に朝鮮半島出身者が徴用され、長崎市沖にある通称・軍艦島の炭鉱で過酷な労働を強いられたという話だ。独立運動家が島に潜入して労働者を決起させ、日本軍と銃撃戦の末、集団脱走に成功するというストーリーのようだ。軍艦島で働いたという男性が韓国紙の取材に答え、「集団脱走などあり得ない」と事実とは異なる矛盾点をいくつか挙げ、「映画はもう少し淡泊に描くべきだ」と語っていたのが印象に残る。