【香港】中国政府の出入境施設、駅施設内に 民主派は強く反発
香港特別行政区政府は、来年開通予定の香港と中国広東省・広州市を結ぶ高速鉄道(全長約140キロ)を巡り、中国政府職員が香港側の駅施設内で出入境の審査をする方式を計画している。旅客の利便性が理由だが、「高度な自治」が認められた香港域内で中国政府による警察権行使が可能になるため、民主派は強く反発している。香港メディアによると、香港立法会(議会)の民主派議員らは8月30日、林鄭月娥(りんていげつが)行政長官と面会し、高速鉄道を巡る政府案の撤回を要求した。