【韓国】THAAD・スト・賃金訴訟、危機に直面する韓国自動車業界
起亜自動車の通常賃金をめぐる訴訟の一審判決は自動車業界全体に衝撃を与えた。判決は定期ボーナスを通常賃金に含めるべきとの判断を示したものだ。通常賃金はさまざまな手当の算定基礎となるため、判決が確定すれば人件費の増大要因になる。韓国への終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる中国の報復措置による販売不振、輸出と内需の同時低迷、相次ぐストライキなど悪材料が山積する中、通常賃金訴訟でも期待を裏切られ、「潜在的悪材料」が現実となった格好だ。