【安田峰俊】小池都知事も騙された?中国の日本解放工作ヨタ話 脅威があるからこそニセ情報の拡散は有害だ
ケント・ギルバート氏のベストセラー本でも引用された、中国共産党の対日工作計画とされる文書『日本解放第二期工作要綱』。この文書が、その作成時期や文章表現・掲載媒体など様々な側面から考察する限りニセ文書としか判断のしようがないことは、すでに前回の記事で見てきた。すなわち『要綱』は、日中国交正常化直前の1972年に右翼系の機関紙で一種の“飛ばし記事”として掲載されてから30年以上も忘れ去られていたのが、今世紀に入り2ちゃんねるのコピペとして拡散。