【西日本新聞】小池都知事の朝鮮人虐殺追悼文見送り 「公平中立」装う歴史修正主義 世の中、不感症になっていないか
東京都の小池百合子知事が、9月1日に開催された「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」に、知事名の追悼文を送らない決定をした。過去の知事は送ることが通例となっており、それを覆すことの政治性が問題になった。これは巧妙な歴史修正主義である。関東大震災で朝鮮人虐殺が起きたことは紛れもない事実である。小池知事は、会見で「民族差別という観点というよりは、災害の被害、さまざまな被害によって亡くなられた方々に対しての慰霊をしていくべきだ」と述べ、あくまで公平性を重視した結果であるとの見解を示した。