【安田峰俊】“スタバにいそうな若者”に人気の「慰安婦映画」、北京と台北で見てきた 日本政府にとっては頭が痛い状況が生まれつつある
慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決を取り決めた2015年12月の日韓合意成立後も、韓国では市民団体が少女像を設置するなどして、問題が解決する様子は見えない。いっぽう、慰安婦問題は韓国だけの専売特許ではない。近年になって、台湾や中国本土でも、慰安婦問題はホットなトピックに変わりつつある。中華圏において、従来はそれほど注目を集めてこなかった慰安婦問題が「啓蒙」されはじめたきっかけは、ここ数年間に各国で次々と制作されたドキュメンタリー映画だ。