【日韓】「痛惜の念」 90年の盧泰愚・韓国大統領の来日時、韓国側は天皇陛下のお言葉でより踏み込んだ内容を求めた
天皇陛下が1990年、当時の盧泰愚(ノテウ)・韓国大統領を迎えた宮中晩餐会(ばんさんかい)のお言葉で、日韓の歴史に言及しながら表明された「痛惜の念」は、陛下のお気持ちをくみ、政府が盛り込んだ表現だったことがわかった。当時の首相海部俊樹氏(86)が読売新聞の取材に明らかにした。このお言葉は、昭和天皇が84年に伝えた「遺憾」よりも、踏み込んだ表現を求めていた韓国側に高く評価されたが、政府は内閣で調整したという説明にとどめていた。