【恒例行事】20年かけ修復「元の姿と違う」百済の石塔、韓国で批判

修復工事が終わった弥勒寺址の「西の石塔」(韓国全羅北道・益山、韓国文化財庁提供)
修復工事が終わった弥勒寺址の「西の石塔」(手前)。韓国監査院に「原型と違う」と指摘された=韓国全羅北道・益山、韓国文化財庁提供
韓国で国の予算執行を検査する監査院は、約20年かけた修復工事が今月に完成した百済時代末期(7世紀)の寺院跡、弥勒寺址(し)の「西の石塔」(高さ約14・5メートル)について「原型通りに修復されず、安全性の検討も正しく行われていない」とする報告書を発表した。