【朝鮮日報/寄稿】なぜ韓国の原油が韓国籍の船を通じて北に違法搬出されるのか
ハノイでの米朝首脳会談は決裂したものの、大きく分けて二つのことが確認できた。まず、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に非核化の意志がないということだ。金委員長は会談の間、終始一貫して古びた寧辺の施設と事実上の全面制裁解除を交換しようとした。米国が体制に脅威を与えたため核開発を行ったと主張する北朝鮮は、米国が準備した朝鮮戦争の終結、修交、脅威の除去、経済協力などの体制保障のフレームには全く関心を示さず、単に制裁解除だけを主張し続けた。