【訴訟】元朝日記者・植村隆氏「不当で決して許せない」 慰安婦報道訴訟、控訴へ
従軍慰安婦報道を巡る損害賠償訴訟で請求を棄却した東京地裁判決について、原告で元朝日新聞記者の植村隆氏(61)は26日、東京都内で記者会見し「不当で決して許せない」と述べ、近く控訴する意向を示した。植村氏は1991年に書いた慰安婦の記事を「捏造」と批判され名誉を傷つけられたとして麗沢大の西岡力客員教授(63)と文芸春秋に損害賠償を求めたが、26日の東京地裁判決は名誉毀損を認定する一方、「公益を図る目的があり、論評の域を逸脱していない」として賠償責任を否定した。