【ドゥテルテ大統領】死刑制度の復活を議会に求めたことに対し、政権内や一部議員からは賛同の声 パッキャオ議員ら復活法案提出
死刑復活に賛否拮抗 世論調査は54%が反対
ドゥテルテ大統領は22日の施政方針演説で、死刑制度の復活を議会に求めたが、キリスト教徒が9割を占めるフィリピンでは教会関係者を中心に反対の世論も根強く、上下両院で法案が可決されるかどうかは不透明だ。死刑復活賛成派のソット上院議長は23日、上院内に復活反対の声があることを指摘した上で「大規模な麻薬密輸の罪に限定すればおそらく13~14票(上院議員数24)でなんとか可決できるだろう」との見方を示した。