【東京新聞/社説】文大統領演説 関係悪化の歯止めに 安倍政権は、韓国側と積極的に対話してほしい
文在寅(ムンジェイン)・韓国大統領は十五日の演説で対日批判を抑え、対話を呼びかけた。日韓関係悪化の歯止めとしたい。この発言を受け、韓国側から、懸案の元徴用工問題について解決策を提示してほしい。二十六分の演説の中で文大統領は、経済や平和の重要性に触れ、日本にも昨年より多く言及した。日本が植民地支配による被害者たちの苦痛を癒やす努力をしたと認め、「対話と協力の道に出てくれば、私たちは喜んで手を取る」と表明した。