【沖縄タイムス/社説】[表現の不自由展再開] 政治の介入は許されぬ
元「従軍慰安婦」を象徴する少女像などへの抗議や放火をほのめかす脅迫により中止に追い込まれた「表現の不自由展・その後」が8日、愛知県で開幕中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で再開した。歓迎したい。8月1日の開幕から3日間で中止となって2カ月余。このまま閉会していれば、電凸攻撃(一斉にかかってくる抗議電話)や脅迫によって中止に追い込むことができるという「悪(あ)しき前例や自主規制を誘発する」(検証委員会中間報告)と懸念されていた。