【WTO元委員】「北朝鮮に原材料が渡ったというような韓国企業が適切な貿易管理を怠った事実を示すことが焦点」
日本政府が韓国向けの3品目の輸出管理を厳しくしたことをめぐる日韓の貿易紛争がWTO=世界貿易機関の裁判所にあたる「小委員会」での審理に進んだ場合、何が論点になるのでしょうか。WTOの「裁判官」にあたる委員を務めた経験のあるスイス・ベルン大学のピーター・バン・デン・ボッシュ教授は、安全保障上の懸念が理由だとする日本の主張が認められるためには韓国企業が適切な貿易管理を怠ったとする事実を示すことが最大の焦点になるという見方を示しました。