【朝日新聞】互いを傷つけ合う事態をいつまで続けるのか。日本は輸出規制を撤回し、徴用工問題は法的に解決済みと突き放す姿勢を改めよ
政治対話の不全により、互いの経済を傷つけ合う事態をいつまで続けるのか。日本と韓国の両政府は、対立の核心である徴用工問題の進展に向けて本腰を入れるべきだ。コロナ禍もあって見えにくくなっていたが、日韓の政府間の摩擦は今も続いている。日本側が韓国向け輸出の規制強化を発表してから、1年が過ぎた。この間、政府間では一応の話し合いがもたれ、日本側が指摘した貿易管理制度の問題点について韓国側は変更を施した。