【毎日新聞/有料記事】広島二〇二〇/17 「身近」から考えよう 権鉉基(在日朝鮮人)さん(38)=広島市中区 /広島
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広島市で生まれ、広島朝鮮学園(東区)で幼稚園から高校までを過ごした。大阪の音楽専門学校に進学。その後は広島に戻って朝鮮総連職員として働き、在日朝鮮人コミュニティーの活動の手伝いなどをした。戦後も根強い差別にさらされた朝鮮人たちは「寄り合って生きるしかなかった」と言う。「同じルーツ、立場の人が定期的に集まって社会から解放される場所は重要だと思った」と語る一方、結束が閉鎖性を生む問題点も冷静に捉える。