【日中植林事業】4年超実施されず 外務省拠出の57億円未活用
外務省が日中交流活動の窓口となっている公益財団法人「日中友好会館」に平成28年、中国などでの植林事業のために57億6千万円を拠出しながら、4年以上も事業が実施されていなかったことが10日、会計検査院の調べで分かった。外務省は検査院の指摘を受け、不要な拠出金を国庫に返納させることを決めた。検査院によると、外務省は中国から飛来する黄砂などの環境問題に対処するため、日中友好会館を主体に、中国国内や東南アジアなど第三国での植林事業を計画。