【毎日新聞】元寇船の引き揚げ占う「いかり」 「ゴースト・オブ・ツシマ」で注目
長崎県松浦市沖に沈む元寇船(げんこうせん)の木製いかりが10月1日、引き揚げられる。近くの海底には元寇船が2隻沈んでおり、初の船体引き揚げを見据えた調査の意味合いもある。長崎・対馬での戦いを舞台にしたゲームの世界的ヒットなど、近年の元寇ブームを背景に、地元は船体引き揚げへの機運の高まりに期待する。元寇はモンゴル帝国(元)による2度の日本侵攻のことで、このうち2度目となる弘安の役(1281年)の際、暴風雨で松浦市の鷹島(たかしま)沖に元軍の4400隻が沈んだとされる。