世界はインフレなのに…中国でデフレリスク 不動産市場の不調 高級マンションのたたき売り ゼロコロナ政策に起因する景気の低迷
◆シンクタンクは「超富裕層の資産額が過去20年間で最も減少」と指摘中国で生産財の価格が下落している。11月9日に発表された10月の卸売物価指数(PPI)は前年同月に比べて1.3%下落し、2020年12月以来1年10ヶ月ぶりのマイナスになった。長年デフレに苦しんできた日本でさえ、世界的な資源インフレなどの影響で10月の企業物価指数(PPIに相当)は9.1%上昇している状況をかんがみれば、中国のPPIの下落は注目に値する。