田原総一朗「共生社会で外国人への偏見が今なお根強い理由」「戦争と敗戦の体験が、外国人に対する偏見の要因になっているのではないか」
ジャーナリストの田原総一朗さんは、日本に暮らす外国人への偏見について筆をとる。1月30日付の毎日新聞が社説で、「日本人と外国人の間には、なおも厚い壁が存在している。それを取り除きたい」と強調していた。たとえば、ロシアによる侵攻を受けたウクライナから、これまでに約800万人が欧州各国に逃れているが、日本には約2200人が逃れてきて、民間レベルでも支援が広がっているということだ。