【時事通信】「自尊心」より現実外交「ウィンウィンの国益」目指す 韓国大統領
韓国の尹錫悦大統領は、不透明な国際、経済情勢の中、日本との関係強化は「選択ではなく必須」(大統領府高官)と位置付けた。実利のために歴史を巡る「自尊心」は脇に置いた。尹氏は岸田文雄首相との会談後の共同記者会見で「韓国の国益は日本の国益とゼロサム関係ではない。ウィンウィンになり得る」と強調した。今回の訪日は、4月の米国国賓訪問、5月に広島で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)の機会の日米韓首脳会談も念頭に置いたものだ。