米エリオットに訴えられた韓国政府が一部敗訴、690億ウォン賠償命令
米系ヘッジファンドのエリオットが約9900億ウォン(約1087億円)の損害賠償を要求した訴訟で20日、韓国政府が一部敗訴し、約690億ウォンの支払いを命じられた。原告の賠償請求額の7%に相当する。エリオットは2015年、サムスン物産と第一毛織の合併承認に韓国政府が国民年金公団を通じて不当に介入した結果、株価下落などで7億7000万ドルの損失が出たとし、韓米自由貿易協定(FTA)を根拠に投資家・国家間訴訟(ISD)を起こした。