「中国人団体旅行解禁」に踏み切った習近平政権の狙いと“背に腹は代えられない”「苦しすぎる国内事情」
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習近平主席は個人的には、中国人が海外に「爆旅行」に行ったり、海外で「爆買い」したりするのを、明らかに好ましく思っていない。そのため、こうした傾向に制限をかける措置を、何度か取ったほどだ。海外での外貨の使用を制限したり、帰国時に土産物に関税を賦課するといったことだ。(略)
では、そうしたもろもろの事情にもかかわらず、なぜ今回、78ヵ国・地域もの海外旅行を解禁したのか? その中には、「敵視」しているアメリカや、その同盟国の日本や韓国なども含まれているのだ。