「『共生』は日本人の方から手を差し出してほしい」関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺がのこしたもの
関東大震災時に起きた朝鮮人・中国人虐殺。NHKの特集番組などでは、虐殺を引き起こしたのは、戒厳令下における「集団の狂気」によるもの、とも語られた。では、なぜ「集団の狂気」は朝鮮人と中国人に向けられたのか。大震災だけが要因ではない。当時、大日本帝国が満州、そして朝鮮半島など、大陸への侵略を遂行するなかで、国策である侵略を邪魔するものは殺してもかまわないという「侵略という狂気」があったからではなかったか。