【韓国】低価格輸入品に固執して足元をすくわれる…日米欧は戦略部品を自国で生産
これまで低価格供給だけに固執してひどい目に遭う事例はあちこちで発生した。2021年に自動車・鉄鋼・物流など韓国の産業全般に大混乱を引き起こした「尿素水品薄大乱」が代表的だ。軽油車両の大気汚染物質を減らすのに必需品である尿素水は生産が大きく難しい製品ではないが、当時尿素を生産する韓国企業は皆無だった。世界最大の生産国である中国から低価格製品を輸入して使う方がはるかに得だという判断から2011年ごろに生産をすべて中断したためだ。