【ハンギョレ】110年ぶりに日本から五台山に戻った朝鮮王朝実録…月精寺の努力が実を結ぶ
「朝鮮王朝472年歴史を収めた記録が、本来の場所を離れてさまようことは二度とないようにします」後世の人たちの切実な思いが祖先らのかつての切実な思いと出会い、大きく実を結んだ。展示場には、赤入れをし線を引いて歴史記録の誤りを訂正した跡の残る朝鮮王朝実録の校訂本の遺物が登場した。高宗の皇帝即位を伝える大規模な儀式の記録が続き、焼けた哲宗の肖像画の下に鮮やかな哲宗の葬儀の記録が置かれた展示から、記録しようとする意志、そしてそれを保存しようとする意志が感じられ、歴史の力とはかなさがともに思い起こされた。