中国で「呼吸器疾患」急増 コロナの悪夢再来、岸田首相は入国制限検討を 過去に学び、疫病対策の初動に「過剰」はない
まさにデジャブである。ネット上に流れている中国東北部・遼寧省の病院だとする画像には既視感がある。廊下にまでベッドが置かれ、「呼吸器疾患」急増で外来診療がパンクしかけている様子は、4年前(2019年)の今ごろ、中国湖北省の武漢で流行していた「謎の肺炎」のときとそっくりだ。19年の年末には、人が突然倒れる映像や、病院内での大混乱といった「武漢での死の肺炎」を伝える映像はネットに多くあったが、日本の大メディアでは完全に無視されていた。