【尖閣1945】大戦末期の遭難事件追うノンフィクションが大反響 生還者の手記や関係者証言…圧倒的な事実が持つ迫力
作家でジャーナリストの門田隆将氏の最新作は、先の大戦末期の1945(昭和20)年7~8月に起きた「尖閣戦時遭難事件」を世に問うノンフィクション『尖閣1945』(産経新聞出版、税込み1760円)だ。11月15日の発売からすでに4刷と、反響は大きい。石垣島から台湾へ向かった疎開船2隻が米軍機の攻撃を受けた凄惨(せいさん)な事件で、大勢の女性や老人、子供たちが犠牲となったが、うち1隻は「魚釣島には『真水』がある」との言葉を頼りに尖閣諸島へ向かう―。