【見えない残業】SNSでの仕事のやり取りで 雇用主に約60万円の残業代支払いを命令 中国初
今年の北京市高級人民法院(裁判所)の活動報告では、中国のインスタントメッセンジャーアプリ「微信(ウィーチャット)」などのSNSを利用した業務による「見えない残業」案件が取り上げられています。これは中国の裁判文書で「見えない残業」に関するトラブルについて判断を下した初の事例だということです。ネットワーク時代の「見えない残業」現象について、裁判所は退社後にSNSを利用して実質的な役務を提供することは法に基づく残業であると認定し、労働者の「オフライン休憩権」を保護したとみられています。