生き残るための核抑止力の望ましい形 中国の脅威、米の核戦力バランス低下 日本は海洋国としての優位性を活かせる体制を
今後日本にとり直接的脅威になるのは、中国であろう。中国は、民生を犠牲にして軍事費を急増させている。この大勢は共産党独裁が続く限り、変化はないであろう。中国は、米軍の西太平洋への進出を阻止し、拒否できる密度と射程の核・非核の各種ミサイルをすでに約2000発展開している。今後もその密度と精度は向上し、ミサイル防衛システムでは阻止困難とみられている極超音速滑空体などの開発・配備も進み、米軍の「日本有事」の来援期待度も低下していくであろう。