【読売新聞】謎多き「元寇」…「蒙古襲来絵詞」に「てつはう」描かれるが、対馬では元軍の武器見つからず
長崎県対馬市上県町佐須奈の「対馬歴史研究会」代表・長崎章さん(65)が、鎌倉時代の蒙古襲来・元寇の実態に迫ろうと遺物調査に力を入れている。今年は最初の文永の役(1274年)から750年。長崎さんは「謎が多い元寇の実態解明に貢献したい」と意気込んでいる。(島居義人)
【写真】てつはうがさく裂する中、騎乗で元軍と戦う竹崎季長(右端)を描いた「蒙古襲来絵詞(模本)」(九州大学付属図書館所蔵)
元軍の上陸地と推定される同市厳原町南西部の集落で、長崎さんが土器片を拾い上げる。