【金門島事件】中国による現状変更の活動は続く 5月20日に頼清徳氏が台湾新総統に就任、新政権への圧力弁に利用か
中国福建省に近い台湾の離島、金門島周辺の「禁止水域」(=台湾側が進入禁止を設定)で2月14日、無許可操業を行う中国漁船を、台湾海巡署(=海上保安庁に相当)の巡視船が発見した。取り締まり中に漁船が転覆し、2人の船員が死亡する事故があった。中国政府は反発し、同19日から金門島や馬祖(ばそ)列島の周辺海域で、中国海警局が巡視活動を実施し、金門島周辺を航行していた台湾の遊覧船に臨検を行った。