中国、カナダの総選挙に介入か 19年と21年に…調査委が認定 共産党系メディアで誤解招く情報、保守党議員が落選
カナダの総選挙に中国が介入しようとしたとの疑惑で、カナダ政府が設置した調査委員会は初期報告書を公表した。2019年と21年の総選挙に外国からの介入があったと認定し、中国が「最も執拗で、高度な技術を持つ脅威」と結論付けた。大勢に影響はなかったが「汚点だ」として政府に対策を求めた。報告書によると、21年の総選挙前、最大野党の保守党のオトゥール党首が中国との断交や、中国の通信アプリ、微信(ウィーチャット)の禁止を検討しているなどの偽情報が出回った。