フランス政府、中国大使館の公安職員2人に国外退去要求 反体制派の強制帰国指揮で
フランス紙ルモンド(電子版)は2日、仏政府がパリの中国大使館に駐在する公安担当の外交官2人に国外退去を求めたと報じた。中国共産党政権に批判的な在仏中国人の強制帰国を指揮したのが理由だとしている。同紙によると、退去要求を受けたのは、中国公安省が派遣した責任者とその補佐官。今年3月、パリのシャルル・ドゴール国際空港で7人の集団が中国人男性(26)を中国行き便の搭乗口に無理やり連れ込もうとする騒ぎがあり、仏情報部の調べでこの責任者が指揮したことが分かった。