【時事通信】「債務のわな」に懸念高まる 島しょ国、中国の援助攻勢で
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18日閉幕した「太平洋・島サミット」に参加した太平洋島しょ国の多くは、インフラ整備などで中国から大規模な援助を受けている。だが、債務が膨らんで返済が困難になり、権益を中国に押さえられる「債務のわな」に陥るリスクへの懸念も高まっている。ソロモン諸島は2019年に台湾と断交して中国と国交を結んだ。世界銀行によると、ソロモンの対外債務は18年に3億2000万米ドル(約500億円)だったが、22年に5億米ドル(約780億円)に拡大。