台湾当局に追われた中国漁船が転覆、漁師2人死亡事故 中台が「手打ち」合意 緊張緩和へ中国側譲歩も
台湾が実効支配する中国大陸沿岸の金門島沖で台湾当局が追跡していた中国漁船が転覆し2人が死亡した事故を巡り、中台の代表は30日、解決に向けた協議を行い合意した。事故後、5カ月以上にわたって双方の主張が対立していたが、11月の米大統領選を前に緊張関係を緩和したい中国側が譲歩した側面もありそうだ。金門での協議終了後、台湾の海巡署(海上保安庁に相当)の謝慶欽副署長は記者団に合意を明らかにする一方、「詳細は公表できない」とした。