【田村秀男氏】不動産バブル崩壊も支離滅裂の中国金融 量的緩和の一方で利上げに腐心 GDPを粉飾し高成長を演出
中国の不動産バブル崩壊不況の底が見えない。鉄鋼、電気自動車(EV)、太陽光発電など多くの分野の過剰生産が深刻化しているにもかかわらず、習近平政権は国内総生産(GDP)を粉飾して「高成長」を演出し、銀行不良債権の増大、ノンバンク破綻など不都合な真実を隠蔽してきた。以上の恐るべき内実について、日本のメディア多数派は目を向けず、未だに「中国の5%成長」があたかも続いているかのように報じている。